第9章 9
プレゼントは何にしようか迷っている。
疲れ気味な安室さん。
たくさんお世話にもなっている。
あまり高価なものだと遠慮されるだろうか。
安室さんについて知ってること…。
とても優しくて、聞き上手でイケメン。
悩みを聞いてくれて、素敵なアドバイトとかたくさんくれて、いつも助けてくれる。
ブラックの缶コーヒーとお茶が飲める。
物知りで頭が切れて…
………って、これプレゼント選びに必要な情報じゃない…!
私は思わず額に手を当てて項垂れた。
よく考えたら安室さんの好みとか全然知らない…。
とりあえず私は館内を歩いてクリスマスプレゼントにおすすめと書かれたコーナーまで来た。
クリスマス前だからだろうか、売り場はとても多くの人で賑わっている。
私もおすすめの商品を「あれでもない、これでもない」と眺めている時だった。
「あれ?柚希さん?」
「あっ。」
そこに立っていたのはコナンくんだった。
「柚希さん、こんなところで何してるの?」
「こんにちは!今日はねクリスマスのプレゼントを買いに来たの。コナンくんは……毛利さんと来たのかな?」
キョロキョロあたりを見渡したけど姿が見えなかった。
………もしかして迷子…?
「あっ、僕は…。」
「一緒に探そうか?それとも迷子センターとかいく…?連絡先を知ってたらよかったけど…。」
「迷子じゃねーって。」
「え?あっ、そうなの?!ごっ、ごめんね。」
私は慌てて手を合わせて謝った。
………そしたらなんで居ないんだろう…。