第9章 9
クリスマスを3日後に控えた日私はクリスマスプレゼント選びに出かけることにした。
どこでプレゼントを買おうかスマホで検索する。
いくつか表示されている中には杯戸ショッピングモールという名前もあった。
もしかしたらと思った。
………いや、でもまだ早い…。
私はそっと違うページを開いた。
今回行ってしんどくなったらプレゼントが買えない。
頭に浮かんだのはあの日の安室さんの疲れた表情だった。
………プレゼントはしっかり選びたい…。
結局私は米花町にあるショッピングモールに出かけることにした。
同じ町内だけど少しだけ距離が離れていてバスに乗って向かうことにした。
今日は平日。
しかしバスの中は若いカップルや友達連れが多かった。
………あっ、そっか。学生さんは今冬休みなんだ。
私も絶賛無職というお休みだ…。
いや、全然面白くない…。
そんな自虐にため息をついた。
………早くつかないかな…。
そう思いながらも雪の降る道をバスはいつもよりゆっくり目に走行していった。
20分ほど走ったところでショッピングモールについた。
思った通りみんな降りていった。
バスには数人しか残っていない。
私も運賃を払いバスを降り、他の客に続いてショッピングモールの入り口に入った。