第7章 7
その後はお客さんの往来に店員の2人は忙しそうにしていた。
私は相変わらず求人サイトをみながらゆっくりミルクティー飲んでいたが飲み干してしまった。
さっきは咄嗟に元警察官だと言ってしまった。
梓ちゃんに辞めた理由を聞かれなくてよかった。
言いたくないわけではないけど、まだ怖い。また発作が出るかもしれないし。
でも少し前向きになれた気がするし、安室さんも居た。
もしかしたら大丈夫なのかもしれないけど…。
私はぎゅっ、ぎゅっと両手を握った。
「……なにか考え事ですか…?」
テーブルの片付けをしていた安室さんが背中から不意に話しかけてきた。
「あっ、いえ…。えーっとミルクティーおかわりしようかなって思いまして。」
安室さんは私のことをじっと見た後微笑んだ。
「……そうですか?ミルクティーすぐに作りますね。」
「よろしくお願いしますね!あっ、もちろん2杯目からはお支払いしますから!」
「ふふ、気にしなくていいんですよ。柚希さんが尾行頑張ってくれたご褒美なんですから。」
「いえいえ、ちゃんとお仕事としてのお給料もいただきましたし、大丈夫ですよ!」
「そうですか。では今回はお言葉に甘えてお代をいただきますね。」
安室さんは少し困ったように笑いミルクティーを入れるためにキッチンに戻っていった。