第7章 7
「午前中もね、安室さんと柚希ちゃん来ないねって話していたところだったの。」
「えっ、そうなんですか?」
「うん、最近は忙しいの?」
「この1週間は少し短期のバイトしてたんです。私もね、早くアポロに行きたく堪らなかったです!だから今日お二人に会えてとっても嬉しい!」
安室さんとの尾行を行った次の日、求人サイトを見ていると私が求めている求人を見つけた。
すぐ応募して幸運にも採用された。
その求人は…
「そのバイトってキャバクラではないですよね?」
話を聞いていたようで安室さんがミルクティーから一旦手を離し聞いてきた。
「…!ないですっ!安室さんもしたらダメって前言ってましたよね…。」
「ふふっ、はい、前にダメだと言いましたね…。…それで今回は何のバイトを?」
安室さんは安堵したように笑い再びミルクティーを入れ始めた。
………安室さんってどう言うつもりで言ってるんだろう…。
そんなことを漠然と考えたけど、今聞くことじゃないと思い、キャバクラの話はやめた。
「バイトはボディーガードです!」
「えっ、ボディーガード!?柚希ちゃんが!?」
梓ちゃんは驚いたとばかりに目を見開いた。
「………ボディーガード…ですか…?」
安室さんも作業の手を止めた。
「…あれ?そんなに意外でしたか?」
「はい、それはまた珍しい仕事を選んだんですね。」
安室さんは少し眉毛を下げた。
「危険な仕事ですし…お怪我はありませんでしたか?」