• テキストサイズ

壊れた心を、もう一度。【名探偵コナン】

第6章 6



ブーっと僕のズボンからスマホのバイブが鳴った。

確認するとターゲットの妻からだった。

〈主人が今帰宅しました。〉

メールにはそう記載されていた。

時間的にそろそろ着く時間だとは思っていた。

〈では説明の通り盗聴器は回収お願いします。報告書をお渡しする時に返していただければと思います。〉

そう妻に返信をしてスマホをポケットに入れる。

「柚希さん、男性が家についたと連絡がありました。なので僕たちもそろそろ帰りましょうか。」

「そうなんですね、了解です。」

そう言って2人で歩き出した。

駅からコインパーキングまではそう遠くない距離だ。

「安室さんはこれからこの証拠の書類作成をするんですか?」

「そうですね、まぁ今日は少し用事がありますので後日ですけどね。」

「安室さんって気遣いができて料理やお菓子、美味しいミルクティーが作れて、尾行ができて、その上報告書まで自分で作れるなんて本当多才なんですね!すごいっ!」

「… そんな、たいしたことではありませんよ。」

彼女の真っ直ぐな瞳を向けられて照れくさくなる。

「え!ほんとすごいのに!私だったら絶対に自慢しちゃいますもん。」

「ふふ…、ありがとうございます。褒め言葉として受け取っておきます。」

彼女と話しているととても穏やかな気持ちになれる。
安室透でもバーボンでも公安の降谷零でもない、偽りのないただの僕でいられるような気がした。

side安室透 end
/ 120ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp