• テキストサイズ

壊れた心を、もう一度。【名探偵コナン】

第2章 2



求人をじっと見ていると、「おまたせしました。」と優しそうな爽やかな声が聞こえてきた。

コトリと音を立ててハムサンドが乗ったお皿とミルクティーが机に置かれた。

「ありがとうございます。」

持ってきてくれた店員さんの方を向いてお礼をいうと、男性の店員さんはびっくりしたような顔でこちらをみた。

………えっ、なに?なににびっくりしてるの?ん?お化粧でも崩れてる…とか…?

「えっと…、なにか…?」

店員さんは、ハッとしたように笑顔に戻った。

「すいません。あまりに綺麗な方だったので。つい。」

「ちょっとちょっと、安室さん!いくら可愛らしい方でもお仕事中にナンパはダメですよ!」

先ほどの女性店員さんもやってきて話している。

「やだなー、梓さん。ナンパではないですよ。」

「もう、そうやって女性をたらし込んで!女子高生なんて引っかかりまくってますよ。まったく!」

「ふふっ。」

わたしは2人の掛け合いが面白くて、つい笑ってしまった。

「あっ、すいません!もう安室さんもちゃんと謝ってください!」

「すいません。」

「いえ、ぜんぜんです。仲良しですね、素敵。あとお世辞でも嬉しいですよ、ありがとうございます!元気出ました。」

ーーぐぅー

私の腹の虫が鳴いた。

「あっ、ごめんなさい、話し込んでしまって!ゆっくりしていってくださいね!」

そう言うと2人はカウンターへ戻っていった。

………はっ、恥ずかしい…!なんというタイミングで鳴くの、私のお腹。

1人顔が赤くなるのを感じながら、ミルクティーを口に運ぶ。

………はぁー…。なんてほっとするのでしょう。コクもあってちゃんと紅茶の味もして甘さもちょうどいい。とっても私好み。最高。

そしておすすめしてもらったハムサンドをひと口頬張る。もぐもぐ……!!!?

………なっ、なんてなんて美味しいの!?こんなにおいしいハムサンドは生まれて初めて…。なんだろう、なにが入っててこんなに美味しいの?

私は美味しくて夢中で頬張っていた。

きっと周りからは相当お腹が減ってるんだって思われてると思う。
/ 111ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp