第5章 5
会計を終わらせて安室さんとコンビニを出る。
「これどうぞ。」
先ほど買ったミルクティーを渡してくれた。
受け取る時指先が触れたのに気付かないふりをしながら「ありがとうございます。」といって受け取る。
指先がじんわりと熱くなった。
「ホテルの出入り口が見えるところに公園がありました、そこで待ちましょうか。
」
「わかりました。」
きた時と同じように会話は最低限だが心の中は暖かかった。
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公園に着くと、小さなベンチが3つと噴水などがあった。
子供の遊具などは見当たらない。
ホテル街だからだろう。
安室さんと並んでベンチに座る。
「安室さんミルクティーいただきます!」
ペットボトルのキャップを開けてごくりと一口飲む。
「おいしいですか?」
安室さんはプルタブを開けながら聞いてきた。
「はい!おいしいです!あっ、でも1番は安室さんが入れてくれたミルクティーですよ?」
安室さんは穏やかに微笑みながら「光栄です。」といい、コーヒーを飲んだ。
………なんて絵になるんだろう。
見惚れていた。
そんな私に安室さんは気にする様子はなく辺りを見回し、右耳からイヤホンを外した。
盗聴終わりなのかな…?と思っていると「……どうやら始まったようです。」とぼそりと小さく言った。
最初はなんのことか分からなかったが、理解した。
「…なっ、なるほど!!」
思わず変な想像をしていた自分が恥ずかしくなる。
「また、頃合いをみて付けますね。」
………冷静だな…。私慌てすぎだよね。
恥ずかしくなって前を見つめながらミルクティーをもう一口飲む。
「ふふふ。もしかしてなにか想像しましたか?」
「…していませんっ!」
安室さんは楽しそうに目を細めた。
………してたの絶対バレてる。