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壊れた心を、もう一度。【名探偵コナン】

第4章 4



ーーーガチャ

扉の開く音で安室さんはぱっと私から離れて扉の方を確認した。
私も目を開けたが恥ずかし過ぎて両手で顔を抑えて安室さんに背を向けた。

「ちょっと、お宅らね。店の前でやめてくださいね?通路そこだけだし、他の客が入ってきにくいので。イチャつくなら中でお願いしますよ。」

低めの声の男性に注意され、安室さんは「あまりに彼女が可愛くてすみません。」と言いながら頬を掻いた。

私は「あっ、安室さん!?」と叫びたかったが、恥ずかしすぎて声にならなかった。
男性は呆れたようにため息をついて入るように促してきた。
安室さんは私の手を引いてお店に入った。

通された店内は薄暗く、周囲の様子はほとんど見えなかった。

「知ってきてると思いますけど、ここはカップル限定の利用です。本来はカップル確認のため簡単な確認をお願いしていますが、お二人は問題なさそうなので今回は省略します。こちらの利用は初めてですか?初めてならこのルールを確認してくださいね。」

………問題なさそうって…。
さっきの状況を思い出してしまい、顔がさらに熱くなった。

店員にラミネートされたルールを渡された。

要約すると、この店は二人だけの空間を楽しめるよう小部屋形式になっており、キスまでは許可されているが、それ以上の行為は禁止らしい。その他に他の客を口説くなどの行為も禁止。他言無用でトラブルになった際店は責任を負わないと明記されていた。

「確認されましたら案内します。こちらへ。」

案内されながら、私は隣を歩く安室さんをちらりと見た。
さっきのことを思い出すだけで、また心臓が落ち着かなくなる。
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