第3章 3
「お姉さんこんにちは。」
不意に声をかけてきたのは先ほどの眼鏡をかけたら小学生だった。
「こんにちは。えっと…どうかしたのかな?」
「うんうん、僕お姉さんと話してみたくて。僕江戸川コナン、隣に座ってもいい?」
「あっ、うんいいよ。私はだよ。よろしくねコナンくん。」
コナンくんは私の隣の席に座って可愛らしい笑顔を向けてきた。
「ねぇねぇ、柚希さんってポアロはよく来るの?僕ポアロの上に住んでるんだけど会ったことなかったから。」
「上?えっ、毛利探偵事務所の子なの?うん、私は最近この辺に引っ越してきたけど結構頻繁にお邪魔してるかも。」
「へぇー…。僕は居候なんだけどね。ねぇ、それより安室さんと仲良いの?安室さんとはどんな関係?仲間…とか?」
「安室さんとの関係?んー…、店員さんとお客とか私のバイトの雇い主…とか?仲間っていうのはよくわからないけど、いまの関係はそんな感じかな…?」
コナンくんは先ほどまでの可愛らしい笑顔から真剣な顔つきになり、指を顎に置いて考え始めた。
………なっ、なんなんだろう?私変なこと言ったかな…?
「柚希さんは安室さんの彼女とかでもないの?僕テーブルの席から2人見てたけど、すごい親そうだったし、安室さん柚希さんのこと口説こうとしてなかった?」
また小学生らしい笑顔に戻ったが小学生の子供が口説くって。最近の小学生ってそんな言葉までしってるの?!
「そんな口説くとかないない!基本安室さんって人たらしなの。褒め上手、聞き上手!」
「ふっ。柚希さん、そんなに褒めないでくださいよ。」
バックヤードから戻ってきた安室さんがコナンくんをじーっと見るとコナンくんは少し焦った様子で苦笑いしていた。