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禁断の恋をしてしまいました

第9章 本心はどこにある?


それから番組のスタッフさんが来てメンバーと軽く打ち合わせをしリハが始まる。


番組セットにメンバーが、ぞろぞろ入り席に着いた。


あれ?・・・太智君の様子が可笑しい。


メンバーの誰も気付いていない。


でも・・・太智君の目が完全に据わってる。


誰か、太智君の異変に気付いて。


私の願いも虚しく誰も気付かない。


ちょっとマズイと思い、スタッフさんにセットに入る許可をもらい、太智君のところへ小走りで駆け寄った。


「太智君!!」


5メートル手前で太智君の名前を呼んだ。


太智君の2つ隣の席には花蓮ちゃんが座ってる。


どうやら今回もM!LKと一緒にゲストで出るみたい。


私が慌てて太智君のとこに駆け寄ったから花蓮ちゃんは驚いた顔をした。


「太智君!!大丈夫?しっかりして?」


太智君の真正面から両肩を掴んで少し揺らす。


花蓮「太智さん!どうしたんですか?」


花蓮ちゃんは、驚いて自分の席を立ち叫んでた。


すると「はっ!」と我に返り、私に気付いて私の顔をじっと見つめた。


太智君の顔をこんな間近で何秒も見つめた事がなくて恥ずかしくなって目を逸らした。


太智君「ちゃん・・・(涙が目に溜まっていく)」


掠れる声で名前を呼ばれたから太智君を見たら涙が太智君の目にドンドン溜まって行く。


「えっ?・・・太智君?ちょっと本当にどうしちゃったの?・・・本番出来る?」


太智君の目から涙が一粒溢れた。


このままでは本番、無理なんじゃないのかな?


「太智君・・・ちょっと、休む?」


太智君は、コクンと頷いたから、太智君の身体を支えて私とセットから出た。

 
柔君「太ちゃん、大丈夫かな?(隣の舜ちゃんに小声で)」


舜太君「うん・・・心配やな(柔君に小声で)相当、
ちゃんへの自分の気持ち誤魔化して我慢しとるからな、壊れるで、そのウチ。いくら仲間のタメって言っても我慢しすぎや、あれは。(ボソッと独り言で心の声が口に出てるのに気付いてない)」
 

勇斗君「・・・・・・(舜太の独り言が雛壇で舜太の前に座ってる勇斗君に聞こえてしまった)えっ?・・太智が?(小声で)(太智を見つめる)」


「1回、楽屋に戻る?」


太智君「・・・うん」


スタッフさんに事情を話して2人で楽屋に戻った。
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