第5章 旨いバランス
シャワーブースに消えるの背中を見送りながら、「あー、もうちょっと余韻楽しみたかったなぁ」なんて贅沢なことを考えてた。
いやいや、が騎乗位してくれただけでも十分ご褒美じゃん!
でも、今日はどうしてはご褒美いらないって言ったんだろう?
が上がってきたらそれとなく訊いてみよう…
今は、射精後の気怠さに襲われて瞼が重い。
目を閉じて眠るでもなく夢に落ちるスレスレのところに意識が転がっていた。
そんな状態でどのくらいいたかわからなかったけど、
「つーか、ソレ、しまえよ」
そんなの冷めた声で目を開いた。
『ソレ』とはもちろんだらしなくなった俺のムスコなワケで、そんなもの晒しながら意識がどっか行ってるとか顔から火が出るほど恥ずかしかった。
慌ててモノをしまって再びを見たけどやっぱりとは目な合わなくて、はベッドに入ってこっちに背中を向けてしまった。
「アタシ、もう寝るから。今日は甘井、ソファで寝て」
うわー、甘さ0%。
セックスの後のイチャイチャタイムなんて夢のまた夢って感じ。
何?俺、満足させられなかったから怒らせた?
それとも、女のコにも賢者タイム的なものがあるのか?
わからない…
わからなすぎるよ、さん…
でも、今日を全体的に見れば、セックス前の甘々な雰囲気だけでもう一回くらい余裕でヌける。
いや、たぶんシャワー浴びながらヌく。
それは先に謝ってく、ごめん。
俺もシャワーを浴びようとソファから立ち上がる。
チラッとベッドのの背中を見る。
もう寝てるのかどうかはわからないけど、ピクリとも動かない。
まぁ、今日は壮絶なデレがあったからその後に盛大なツンが来ているんだろう。
その時の俺はそのくらいの軽い考えしかなかった。