第3章 苦い行為
の明るい声に反して甘井の顔面からは血の気が引く。
「え…む、ムリ、ムリムリ!今出したばっかだし…!」
「大丈夫だって、甘井、若いんだから何発だってイケるって」
「ムリだって!そんなんやったことないし!」
「大丈夫大丈夫。アタシに任せとけって」
「ぃ、イヤだ…」
身を寄せてくるの肩に手をやり、必死で押し返す甘井に、
「“甘井”」
「っ!」
の術式の気配に甘井の抵抗が止まる。
「術式、使う?使わない方が気持ちいいと思うけど?」
未だに消えないの捕食者の視線に既に甘井の逃げ場は無いということを思い知らされる。
は甘井が返事しないのをいいことに術式もかけずに甘井の下半身に手を伸ばす。
先程はあんなに誇張していたのに今はグッタリしているモノは素通りして、男の欲の大元、急所とされているそれに手をかける。
いつもの強気な態度が嘘のようにその手つきは優しい。
指の先にそっと乗せ、中の珠を指の上で静かに転がす。
たったそれだけのことなのに腰の奥は快感で震え、モノは息を吹き返す。
そして再び立ち上がろうとするのを手で支え、頑張れ頑張れというように緩く擦れば、後は立派に自立していった。
「甘井のココ、素直で可愛いね。ご褒美あげなきゃ」
立派になったモノを上から順番に優しくキスしていく。
ゆっくり満遍なく唇を当てて、下までいくと今度はゆっくりと舐めながら上がってくる。
そして、先の方を口に含まれてまた口の中で転がされる。
先程それではイケないと教え込まれたはずなのに、それでももっともっとと腰が揺れる。
先走りが出ているのだろうか。
時折、舌で一番先を拭うように舐め取られ、残さずよこせというように軽くチュウと吸われれば腰が跳ねる。
そんなやり取りを続けながら、は甘井を見上げる。
自分のモノを咥えながら伺うような強者の眼差しが扇情的で甘井はゴクリと生唾を飲み込んだ。
「甘井、気張れよ。アタシに甘いご褒美、準備してよ」
そう言ってモノを深く飲み込んでは強く吸いながら抜き差しする小さな口から目を離せず、それでも拳を握りながら耐える。
頭の中では「あまーい!」と笑うを思い描きながら、そうなるように集中する。
そして、その数十秒後。
再びへ全てを吐き出していた。