第3章 苦い行為
「じゃあ、今から5分ね」
はスマホをタップしてタイマーをスタートさせた。
そして、また舌を這わせ始める。
時間に追われて焦る素振りもなく、根元から丁寧に丁寧に舐めている。
そして、先に来ると今度は先の方だけ口に含み口内で舌を使って撫で回す。
先の敏感なところだけに刺激が集中しているのに、それ以外の刺激が全くないので気持ちいいのに登り詰めることが出来ない。
これはとてもじゃなく苦しい。
竿の方への刺激も欲しくて腰が浮く。
それをわかってては先ばかり刺激するのだ。
「…ぅう…ふ、あ…ぁあ…」
だらしない声だけ垂れ流して快感に耐える。
しかし、甘井の頭の片隅では快感は強いがこのままだったらイかずに済むのではないかと思い始めていた。
チラリとタイマーを見ればもうすぐ2分を切る。
あと2分このまま耐えれば解放される。
はと言うと、
「甘井、ガマン汁は甘いよ」
ともっとよこせと言わんばかりに先の先にある吐精口を細めた舌でほじるように舐める。
「んぁ!」
今までとは違う刺激にビクリと身体が反応する。
「今のヨかった?もっとしてあげようか?それともこっち?」
今度は竿と亀頭の付け根の筋を舌の腹のザラザラしたところで広く舐められる。
(…完全に遊ばれてる…!)
それを知ったところでどうすることも出来ない甘井は再びタイマーを見る。
もうすぐ1分切る。
ようやく出口が見えた甘井の顔には思わず安堵の色が浮かんでしまった。
しかし、はそれを見逃さなかった。
「なんだ、もう4分経っちゃうの?」
残念そうなのは言葉だけ、その声も表情もその言葉の裏腹。
そして、それ以上に不敵に口角を上げると、
「じゃあ、いただきます♪」
そう言って甘井のこれ以上なく硬くなったモノをその小さい口で一気に咥え込んだ。
入りきれなかった根元の方は手に握られる。
そして、口と手で絶妙な連携で扱かれる。
甘井には今自分が何をされているのか理解出来なかった。
というよりも、理解するより先に快感の波に飲まれ、そのままの温かな口内に自らの欲を解放してしまった。
時間にして10秒もかからなかった。