第3章 苦い行為
出てきたモノをジッと見つめ、
「大きさはまぁまぁかな」
と鼻で笑いながら根元から先の方までゆっくりと甜め上げると先の方の膨らんだところをぐるりと一周舐め回す。
それだけで、
(あ、これ、マズい…!)
そう直感させるには充分過ぎた。
いわゆるフェラと呼ばれるこの行為、男からしてみたらロマンにも等しいもので、もちろん甘井にとってもそうである。
AVなどでも絶対にクローズアップされるシーンだし、エロ漫画でもよく見かける。
いくらだって目にしてきた。
何ならそれでヌイたことだってある。
ただ、実際にされるのは初めてだった。
見るのとされるのとでは雲泥の差、いや、天と地ほどの差がある。
指とは全然違う柔らかく滑らかに皮膚の表面を這う感覚。
温かくて自分とは別の意思で動く舌はそれだけで。
(秒で、イきそう…!)
「っ、ちょ、タンマっ」
「?」
自分のモノを握って何事かと不思議そうに見上げてくるその絵面だけでもかなりの破壊力があるのに、これからもっといろいろされると考えるとそれだけでもう既に限界が来そうで目を逸らす。
そんな甘井の様子にもの口角は上がってしまう。
「なに?もうイきそう?」
は見せつけるように亀頭をアイスみたいにペロペロ舐め回す。
「…ぅう…1回、待って…」
「何?」
「いや…すぐイきそうで…」
「別にいいよ。こっちはそれ目的なんだから」
「…それはそれで男の沽券に関わるというか……」
「今更何言ってんだよ…でも。そうだな…」
は少し考える素振りを見せてからイタズラっ子のように「じゃあゲームしようか」と笑う。
「5分間出さずに耐えられたらご褒美あげる」
「ごほーび…?」
「何でも一個言うこときいてあげる、とかは?もう俺に関わるなっていうならそれでもいいよ?どうする?」
この約束が守られる保証なんてないことは甘井もわかっている。
しかし、現時点でから距離を取れる方法があるのなら出来る限りやっておいた方がいいと思えた。
「…わかった。やる…」
「へぇ、自信、あるんだー?じゃ、耐えられなかったら罰ゲームね」
「え、それは…」
失敗した時のペナルティがあるとなると話は変わってくるのだが、はもうスマホのタイマーを5分にセットしている。