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彼女はボクに発情しない

第22章 陽気な家族のための小舞曲


「もしよかったら、お夕飯一緒に食べません?」
八知おばさまが誘ってくれた。この様子じゃ、今日はもう合宿は無理かもしれない。とりあえず折角のお誘いなので、夕飯はご一緒しましょうか。
伯父さんが来るからだろうか、夕飯は昼より更に豪華だった。

クラッカーの上に生ハムや刻んだチーズ、トマトなどをのせたオードブルに始まり、唐揚げ、エビフライ、サラダ、それから野菜のディップやカルパッチョ、グラタンまである。
おばさま、何品作ったの!?

まるでホームパーティーだ。高山家の皆は本当によく話す。特に、陽太のお父さんの喬さん、正美さんはお酒のせいでより口が滑らかなようだ。お酒は正美さんがアメリカ土産として持ってきたウィスキーやラム酒、甘めのカクテルのようなものもあるみたいだった。よく見ると、八知おばさまも頬が赤くなっているので、ちょっと飲んでいるようだ。

喬さんが税務署の職員と一戦交えた話をしたかと思えば、正美伯父さんのアメリカでの本当かどうかよくわからない武勇伝を語りだし、その合間に八知おばさまが陽太や風香ちゃん、私の小さい頃のエピソードを披露し、それにおじさま達が更に話題を追加する。
陽太や風香ちゃんも負けてはいない。学校での話、お友達とでかけた話、友達にゲームでこてんぱんにされた話など話題は尽きない。
聞いているだけで、私はお腹の底から笑い、すごく楽しい時間を過ごせた。
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