第21章 愛しき夏の日々の舞曲
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言った通り、陽太は飲み物代を、私はタルト代を支払う。本当なら全部私のお小遣いで賄うべきなのだろうと思うので、やっぱりちょっと申し訳ない。
でも、一緒にカフェでタルトを食べて、こうして一緒に歩いていると、なんとなくデートをしている気持ちになって、ちょっと楽しい。
私が今日モールに来た用事は済んでいるので、陽太と私は一緒に帰ることにした。少しでもこの時間が長く続くようにと、なんとなく、ゆっくり歩きたくなる。
そういえば・・・。
「陽太は、夏休みの宿題、終わった?」
そろそろラストスパートに入らなければならない時期だ。昨年の様子を考えると、今年も推して知るべしではあるのだが、一応確認から入る。
ビクっと陽太が固まる。ギギギときしむように顔を私の方に向ける。目は涙目だ。
ああ、もうわかったよ。その様子で。
「わけないよね・・・」
言うと、涙目のまま、コクリと彼は頷いた。