第18章 誘惑のポルカ
【Temptation Polka】
夏期講習が続いている。
の夏期講習中、『護衛』のために一緒に行くことにしたが、結構きつい。学校以外で勉強するのってつかれる・・・。それに、予備校の授業は学校とは一味違い、詰め込み方が激しい。
ああ・・・疲れる。
それでも、学校生活と違い、毎日、と並んで予備校まで行けるのはとても嬉しいことでもあった。
しかし、妙なこともある。
優子と二人から同時に『一緒に帰りましょう』と言われた日から、予備校最寄りの駅につくと、必ず優子が待っているのである。
と優子が軽く手を振り合わせながらにこりとすると、はボクの右に、優子が左につき、そのまま予備校まで一緒に行くのが日課になっていた。
心なしか、優子の距離はボクに近く、この状態になるとの距離も近くなる。時々肘が二人のおっぱいに当たるし、何より、左右から女の子のいい匂いがしてくる。ボクとしてはドキドキするやらなんやらで大変である。
それに、は超美人だし、優子も可愛らしい顔立ちをしているし、おっぱいが大きい。そんな二人に挟まれているので、気のせいかもしれないが、周囲の男子の視線が痛い。
帰りも同じだ。と優子が一緒に降りてきて、朝と同じ様にボクをサンドイッチして3人で最寄り駅まで歩くことになる。
昨日の帰りなどは、優子が何かでよろけた拍子に、おっぱいがむにっと身体に密着してたいへん焦った。
「ごめんなさい」と顔を赤らめて優子が言うものだから、余計にこっちも照れてしまい、とっさに顔を反対に向けてしまう。すると、ニッコリと謎のほほ笑みを浮かべるの顔が真正面にあり、それはそれで、妙な緊張感でドキッとした。
今日の朝はがボクの服に着いたホコリを取ろうとしたのか、顔をぐっと近づけてきた。の熱い吐息が首にかかり、妙な気分になる。さっと反対を向くと、今度は優子がニッコリしながら、「前髪がよれているよ」と言いながら、直してくれたりする。よく見ると、優子は薄く化粧もしており、リップがつやつやプルプルしているので余計に色っぽく見えてしまい、更にドキドキする。