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彼女はボクに発情しない

第17章 恋敵協奏曲


笹本さんは目にいっぱい涙をためていた。笹本さんの余裕がなさそうな表情が、逆に私を落ち着かせた。『あんなこと』というのは陽太とのデートを取り付けたルリとの作戦のことだろう。

違うんだけど・・・違わないけど、違うんだ・・・。
気持ちは落ち着いてきたが、頭は混乱したままだ。彼女は私が陽太と付き合っていると誤解して、手をひこうとしている。でも、本当はそうじゃなくて、でも、多分、普通に付き合っている高校生男女よりは進んだ(?)関係で・・・あーもう!わけわからない!!

「とにかく!ごめんなさい。私、高山くんにも謝ります!」
そう言い残すと、逃げるように教室から走り去ってしまった。
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