第44章 My Cheerleader
「……なんか、すごく見られてない?」
「うん!」
ねじれは嬉しそうに頷いた。
「だってユカリ、可愛いもん!」
「もう……」
ユカリが困ったように笑う。
その様子を見ていたサポート科の生徒たちは、顔を見合わせた。
そして――
「……やった」
「大成功……!」
「やっぱりユカリ先輩にお願いして正解だった!」
小さく拳を握りながら、嬉しそうに喜んでいる。
「見てください!もうみんな釘付けですよ!」
「衣装もちゃんと目立ってる!」
自分たちの作った衣装が、想像以上の反響を呼んでいることに大満足の様子だった。
その一方で。
体育館の隅には、今回の大会を見学するために訪れていたプロヒーローたちの姿もあった。
雄英のスポーツ大会ともなれば、将来有望な生徒たちの姿を見ようと、何人かのプロヒーローが足を運ぶことも珍しくない。
その視線までもが、今は一人の少女へと向けられていた。
「……あの子、三年のユカリだよな?」
「そうみたいだな」
そんな声が聞こえる中――
一人のプロヒーローが、ふと目を細めた。
「…………ん?」
揺れる髪。
華やかなチアガール姿。
そして、見覚えのある顔。
ホークスは、わずかに目を見開いた。
「……あれ?」
次の瞬間。
その口元に、楽しそうな笑みが浮かぶ。
「ユカリちゃんじゃん」
久しぶりに見つけたお気に入りの後輩の姿に、ホークスは楽しそうに目を細めた。