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【ヒロアカ】MY SWEET HEROES

第44章 My Cheerleader





体育館中に広がったざわめきは、観客席にも一気に伝わっていた。

その中でも、ひときわ大きな反応を見せたのは1年A組だった。

「えっ!?ユカリ先輩!?」

上鳴が思わず身を乗り出す。

「チア!?え、マジで!?」

「ちょっと待って、めちゃくちゃ可愛くない!?」

芦戸も目を輝かせながら、前のめりになる。

「すっごい似合ってる!」

「…………!」

その隣では、八百万が大きく目を見開いていた。

華やかなチアガール姿。

いつもの落ち着いた雰囲気とはまた違う可愛らしさに、みるみるうちに目が潤んでいく。

「か、可愛すぎますわ……!」

「え?」

「ユカリ先輩、なんてお似合いなんでしょう……!」

両手を胸の前でぎゅっと握りしめ、うっとりとユカリを見つめている。

隣にいた耳郎は、思わず心の中で叫んだ。

(……なにあれ、可愛すぎる……!)

一方、男子側では――

「……やっべぇ」

上鳴が、完全に目を奪われていた。

「お前、顔に出すぎ」

瀬呂が呆れたように笑う。

「だって先輩があんな格好してんだぞ!?」

「まあ……気持ちは分かるけどよ」

「だろ!?」

そんな二人の横から、峰田が勢いよく身を乗り出した。

「ユカリ先輩ぃぃぃ!!」

両手を合わせ、目を輝かせる。

「ああありがとうございますぅう!!!」

「何に対して!?」

瀬呂が即座にツッコむ。

「俺たちのためにこんな素晴らしいものを……!」

「違うだろ!」

「ありがたく拝ませていただきます!!」

「やめろ!」

瀬呂が峰田の頭をぐいっと押さえつける。

「見方が完全にアウトなんだよ!」

「ぐえぇっ!」

そんな男子たちの騒ぎをよそに、観客席のあちこちからも次々と声が上がっていた。


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