第42章 勉強会
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「……あ、ここは公式をそのまま使うんじゃなくて、前の大問で出てきた条件を当てはめるの」
ユカリが上鳴の答案を覗き込みながら、丁寧に説明する。
「……あっ!そっか!だからここ、数字がズレてたのか!」
「そうそう。飲み込み早いね。すごいよ、上鳴くん」
「へへっ!先輩の説明がマジで分かりやすいんで!」
上鳴は嬉しそうに笑った。
その後も、ユカリの丁寧な指導のおかげで勉強は驚くほど順調に進んでいった。
分からなかった問題が、少しずつ解けるようになる。
最初は「赤点回避できれば御の字」くらいに思っていた上鳴だったが。
(……これ、もしかして高得点狙えるんじゃね!?)
確かな手応えを感じ始めた。
その時だった。
「うわぁぁぁ!!」
「きゃーっ!!」
扉の向こう。
遠くのキッチンから、ただならぬ叫び声が響いてきた。
「……ん?」
上鳴が首を傾げる。
「今、なんか聞こえた?」
その直後。
「なんでこうなるの!?爆発した!!」
「失敗だあぁぁ!!」
二人の悲鳴が、今度ははっきりと部屋まで届いた。
「…………」
爆豪の眉間に、深い皺が刻まれる。
最初は遠くから聞こえてくる程度だった騒音も、時間が経つにつれてどんどん激しくなっていた。
『ああっ!膨らみすぎて型から溢れてる!!』
『波動さん、落ち着いて!とりあえず力技で抑え込むんだ!』
『そっか!力技で抑え込んじゃえばいいんだ!』
「………………」
爆豪の額に、青筋が浮かぶ。
ついに限界だった。
「チッ……!目ぇ離すとすぐこれだ……!」
ガタンッ。
爆豪は椅子から立ち上がった。