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【ヒロアカ】MY SWEET HEROES

第42章 勉強会





「チッ……部屋ジロジロ見てんじゃねぇ」

「や、だってさぁ……!綺麗だし、いい匂いするし、つい見ちゃうだろ!?」

「……あァ?」

爆豪の目が据わる。

「すみませんでした!!」

上鳴は即座に謝った。

床に用意された折りたたみテーブルを挟み、慌ててユカリと向かい合う位置へ座り直す。

そんな上鳴の様子を見て、ユカリはくすりと笑った。

「爆豪くんも勉強するんでしょ?」 

「ああ」

爆豪は椅子に座ったまま、上鳴へ視線を向ける。

「コイツの監視だけで、貴重な時間を無駄にする気はねぇからな」

「うん。そうだと思ってた」

まるで最初から分かっていたと言わんばかりの、穏やかな笑顔。

爆豪は一瞬だけ口を開きかけ――

結局、何も言わずに視線を逸らした。

「…………」

(いや、その笑顔で言われたら爆豪も何も言い返せねぇわ……!)

二人のやり取りを見ていた上鳴は、心の中で盛大にツッコむ。

なんだ、この二人。

自然すぎる。

付き合っているという事実を、改めて思い知らされた気がした。

「じゃあ、上鳴くん。まずはここからやってみようか」

「はい!」

ユカリに促され、上鳴は机の上へ問題集を広げる。

見慣れたページ。

ここ数日、何度も向き合った問題たちだ。

「分からないところがあったら、遠慮なく言ってね」

「了解っす!」

上鳴は気合いを入れるように、シャーペンを握り直した。

こうして。

三年生の寮、その一室で。

上鳴の本格的な勉強会が、ようやく始まった。


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