• テキストサイズ

【ヒロアカ】MY SWEET HEROES

第42章 勉強会





そこには――

エプロン姿のミリオとねじれが、キッチンいっぱいにお菓子の材料を広げていた。

ボウルに泡立て器。

小麦粉や砂糖。

さらには何に使うのかよく分からない調理器具まで、ところ狭しと並べられている。

「うわ、すげぇ……!」

「おっ!いらっしゃい二人とも!」

二人に気づいたミリオが、満面の笑みで手を振った。

「上鳴くんだ〜!なんか新鮮〜!!」

ねじれも楽しそうに身を乗り出す。

「お邪魔してますッ!」

上鳴も負けじと頭を下げた。

すると、ミリオがニッと笑う。

「後で二人にも食べさせてあげるからね!」

「勉強頑張って〜!ファイト〜!」

「うっす!ありがとうございます!」

明るい二人の声に見送られながら、上鳴たちは再び廊下へと進んでいく。

その途中。

爆豪がふと足を止め、隣を歩く環へ視線を向けた。

「あいつら、何作んだ」

「……お菓子作るって言ってた……」

「…………あ?」

爆豪の足が、ぴたりと止まった。

「えっ、お菓子!?」

その横で、上鳴だけは目を輝かせる。

「すげ〜!楽しみっすね!」

「…………」 

無邪気にはしゃぐ上鳴とは対照的に、爆豪の眉間にはみるみるうちに深い皺が刻まれていく。

ミリオとねじれが、普段から料理をするタイプではないことを知っている。

ましてや――

二人が揃ってキッチンに立っている。

それだけで、嫌な予感しかしなかった。

「……チッ」

小さく舌打ちを漏らす爆豪。

その横で、上鳴は何も知らずに楽しそうに笑っている。

「どんなお菓子なんだろうな〜。ユカリ先輩も食べるかな?」

「…………」

爆豪の眉間の皺が、さらに深くなった。


/ 743ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp