第42章 勉強会
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そして、迎えた日曜日。
三年生が暮らす寮の前までやって来た上鳴は、建物を見上げるなり、目を輝かせた。
「うお〜っ……!ここが三年の寮……!なんか空気が違くね!?」
初めて足を踏み入れる場所への好奇心を隠そうともせず、きょろきょろと辺りを見回す。
その隣で、爆豪は慣れた足取りでさっさと玄関へと向かっていた。
三年の寮など、もはや庭のようなものだと言わんばかりの態度で。
「うるせぇ。静かに歩け」
「だって三年の寮だぜ!?普段入れねぇじゃん!」
「だから何だっつーんだよ」
「いやいや、こういうのワクワクするっしょ!」
今日も絶好調な上鳴に、爆豪は盛大なため息を吐いた。
やがて二人が玄関をくぐると――
「……あ、いらっしゃい」
出迎えてくれたのは環だった。
廊下の奥からひょこりと顔を覗かせ、静かに二人を見る。
「お邪魔しまーす!」
上鳴が元気よく頭を下げる。
「……うん。どうぞ」
環に案内されるまま、二人はそのままリビングへ向かった。
すると。
「……ん?」
キッチンの方から、何やら賑やかな声が聞こえてくる。
「ねぇ通形、これ入れたらいいんだよね?」
「うん!たぶん!」
「たぶん?」
「大丈夫大丈夫!お菓子は勢いが大事だから!」
「それ絶対違うと思う〜!」
聞こえてくる声に、上鳴が思わず足を止めた。
そして、そっとキッチンを覗き込む。