第42章 勉強会
『いいよ。私でよかったら教えてあげる』
「マジっすか!?」
『うん。テスト期間中だから格闘訓練も今は中断してるし。上鳴くんはいつがいい?』
「いつ……あ、えーっと……」
上鳴が一瞬考え込もうとした、その時。
横から低い声が飛んできた。
「テメェが指定すんな。ユカリに合わせろ」
「ないです!俺の都合とか一切ないです!先輩の都合のいい時間でお願いします!!」
『あ、今の爆豪くんに言われたでしょ』
電話の向こうから、ユカリの楽しそうな笑い声が聞こえる。
『じゃあ、日曜日の午後でいい?』
「日曜の午後!全然大丈夫っす!!」
『よし、それで決まり』
「はい!」
そこでユカリが少し考えるように間を置いた。
『あ、場所は私の部屋でもいいかな?参考書も全部置いてあるし』
「え!?」
上鳴の目が一瞬で輝いた。
「いいんすか!?先輩の部屋入っちゃっていいんすか!?」
その瞬間。
「調子乗ってんじゃねぇ!しばくぞボケ!!」
「ぎゃあっ!?」
ゴッ!!
容赦のない拳が上鳴の頭頂部にめり込んだ。
「いっっってぇ!!すいません!!今のナシ!完全に調子乗りました!!」
『あはは。じゃあ日曜日、待ってるね』
「はい……!よろしくお願いします……!」
半泣きになりながら返事をする。