第41章 号外
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号外による大騒ぎは収まる気配を見せず、昼休みの食堂にまでその熱気は持ち込まれていた。
ざわめく人波の中を、ユカリと環がトレーを手に歩いてくる。
どうやら今日の昼食は二人のようだ。
「環、今日の日替わりって何だっけ?」
「……たぶんカレー」
「ならそれにしようかな。環はどうする?」
「……俺も、それでいい」
注文を終え、空いている席を探そうとした時、人込みの中から弾んだ声が届いた。
「ユカリ先輩!」
「あ、出久くん」
振り返ると、大きなテーブルを囲んで出久、爆豪、轟の三人が座っていた。
1年生の中でも異彩を放つその組み合わせに、ユカリは少し驚いたように目を丸くする。
「珍しいね?三人一緒なんて」
「あ、はい!実は今度あるチームアップミッションでこの三人で組むことになって、その任務について話してたとこなんです!」
「この三人が一緒………」
環はトレーを持ったまま、うっすらと眉をひそめる。
(緑谷くん……色々と大変そうだ……)
心の内で密かに同情を寄せていた。
「もう話も終わったところですし、良かったらお二人も一緒に食べませんか?」
「え?あ、でも邪魔しちゃったら悪いし……」
ユカリはチラリと爆豪の方へ視線を送った。
当の爆豪は不機嫌そうに顔を背けながらも、ボソッと悪態をつく。
「……邪魔なわけねぇだろ」
「俺はむしろ嬉しいです」
間髪入れずに言葉を重ねた轟に、爆豪の額に青筋が浮かぶ。
「テメェ本当に譲る気あんのか!!」
「ああ。今世はな。来世は譲らねぇ」
「寝言は寝て死ね!!!」
いつものようにバチバチと火花を散らし始める二人に苦笑しつつ、ユカリは爆豪の隣の席へと腰を下ろした。
口では文句を言いながらも、隣に来てくれたことが嬉しそうな爆豪。
そんな彼の雰囲気を目にして、ユカリの口元が緩む。