第41章 号外
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「かっちゃん!こ、この新聞って本当ーーー!?」
弾かれたようにA組の教室の扉をガラッと勢いよく開けた出久。
息を切らし、肩を上下させながら手の中の号外を大きく掲げて問いかける。
だが、教室内はすでにそれどころではない状態だった。
「どこのどいつだァ!!こんなもん撒き散らしたクソカスはァァァ!!!」
切り刻むような火花がバチバチと鳴り響く。
爆豪の手の中で、すでに握られていた新聞部の号外が一瞬で黒い灰となって床に散った。
大爆破祭りである。
「ひっ……!」
それを見た出久はサッと背中に隠した。
「うわマジかよ爆豪!!新聞にデカデカ載ってんぞ! あのユカリ先輩だぞ!? お前いつの間にそんな神業やってんだよおい!!」
上鳴がニヤニヤと肩を揺らして興奮気味に詰め寄れば、瀬呂も笑いをこらえきれない様子で続く。
「いやホント朝から衝撃強すぎだろ! 轟と爆豪でバチバチなのは知ってたけど、まさかお前が射止めるとはなぁ〜!」
「うっせぇ!!ぶっ殺すぞテメェら!!」
詰め寄る二人を爆豪が威嚇で吹き飛ばそうとするが、もちろん二人はひるまない。
「落ち着けって爆豪! ……まぁ、もうバレちまったもんは仕方ねぇだろ!男らしく堂々と認めちまえよ!」
隣の席の切島が、爆豪を宥めるようにポンと肩を叩いて笑う。
「うるせぇ!お前もニヤニヤすんじゃねぇ!!」
耳まで真っ赤にして怒鳴り散らす爆豪。
だが、「嘘だ」「ガセだ」という否定の言葉だけは絶対に口にしない。
「おっ、否定はしねぇんだ!?」
「マジかよ! 認めたようなもんだろそれ!」
上鳴と瀬呂がニヤニヤと目を見合わせ、切島も満足そうに笑う。
完全に図星を突かれた爆豪は、顔を真っ赤にしながら、手のひらからパンパンと爆発音を散らして暴れることしかできなかった。