第40章 告白
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昼休みの屋上。
青空の下で心地よい風が吹き抜ける中、お弁当を広げながらミリオが楽しそうに声を上げた。
「でもさ、珍しくない?ユカリが屋上に行こうだなんてさ!」
「だよね〜!でも外で食べるのも気持ちいい!」
「それはそう!」
いつもなら学食か教室で食べるのがお決まりの四人。
けれど今日は、ユカリが自分からみんなをここへ誘ったのだ。
ずっと見守り、時に優しく背中を押してくれた大切な親友たちだからこそ、ちゃんと自分の言葉で報告したかった。
ずっと悩んでいた自分の気持ちが決まったこと。
そして、それを相手にしっかり伝えたこと。
お弁当の箸を止め、ユカリはゆっくりとみんなを見回す。
「実はね……みんなに話したいことがあって」
「え、なになに?なに話?」
少し改まった様子のユカリに、ミリオとねじれは目を丸くして身を乗り出す。
隣の環だけは静かに話を聞いている。
「えっとね……ずっと悩んでた自分の気持ちが、ちゃんと決まって……」
ふぅ、と緊張を逃すように息を吐く。
「朝、それを伝えたの」
ほんの数秒の静寂。
ユカリの言葉の意味を理解した瞬間、屋上にけたたましい歓声が突き抜けた。
「えええええっっ!!?!?」
「嘘でしょっ!? 答え出たんだ!? ねぇ、ついに出たの!?」
ねじれが目を輝かせてユカリの肩を掴み、ミリオも「うおーっ!」と大興奮している。
「う、うん……」
二人の勢いに押されつつも、ユカリは頷いた。
脳裏に蘇るのは、今朝の階段踊り場。
引き寄せられた強い腕や、触れた唇の感触、そして「もう絶対に離さねぇ」という掠れた声。
一気に熱が集中したように、ユカリの頬がみるみる真っ赤に染まっていく。
「で、で!?どっち!?どっちなのユカリ!?」
興奮するねじれに詰め寄られる。
ユカリは恥ずかしさに耐えるようにぎゅっと膝の上の手を握りしめた。
「………爆豪くん」
照れで朱に染まった顔をさらに伏せ、けれどどこか愛おしそうにその名前を口にした。
「……爆豪くんに、好きって……言ってきた」