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【ヒロアカ】MY SWEET HEROES

第40章 告白





***


生徒玄関。

相澤と別れたユカリたちは、下駄箱で上履きに履き替えていた。

その時だった。

廊下の向こうから、聞き慣れた賑やかな話し声と足音が近づいてくる。

「おっ!」

真っ先にユカリを見つけた上鳴が、ぱっと顔を輝かせて大きく手を振った。

「ユカリ先輩!ちーっす!」

「いや、お前友達かよ! 『先輩、おはようございます』だろ!」

すかさず瀬呂が後頭部を軽く叩きながらツッコミを入れる。

その隣では、切島が爽やかな笑顔を浮かべて頭を下げた。

「おはようございます、先輩!任務お疲れ様でした!」

「うん、おはよう。ありがとう」

朝から変わらず元気いっぱいな後輩たちに、ユカリは自然と笑みを浮かべる。

そして、ふとその奥へ視線を向けると――

少し離れた場所に立つ爆豪と目が合った。

相変わらず機嫌の悪そうな顔。

けれど、その赤い瞳はまっすぐユカリを捉えていた。

「おはよう」

ユカリが微笑みながら声をかける。

すると爆豪は一瞬だけ目を逸らし、小さく舌打ちをしてから、


「…………はよ」


ぶっきらぼうな返事。

それでも、以前よりどこか棘の取れた柔らかさが感じられた。

そのやり取りを見届けた上鳴が、「待ってました!」と言わんばかりに目を輝かせる。

「てか先輩聞いて!マジ聞いてくださいよ!」

「だから口調が友達なんだってお前!」

瀬呂のツッコミなど気にも留めず、上鳴はニヤニヤと笑った。

「先輩がいなかったこの三日間、爆豪、チョーやばかったんすよ!」

「え……?」

ユカリはきょとんと目を瞬かせる。

三日間の爆豪が、やばかった?

脳裏に浮かんだのは、怒鳴り散らしながら爆発を連発する、いつもの爆豪の姿だった。


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