第40章 告白
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生徒玄関。
相澤と別れたユカリたちは、下駄箱で上履きに履き替えていた。
その時だった。
廊下の向こうから、聞き慣れた賑やかな話し声と足音が近づいてくる。
「おっ!」
真っ先にユカリを見つけた上鳴が、ぱっと顔を輝かせて大きく手を振った。
「ユカリ先輩!ちーっす!」
「いや、お前友達かよ! 『先輩、おはようございます』だろ!」
すかさず瀬呂が後頭部を軽く叩きながらツッコミを入れる。
その隣では、切島が爽やかな笑顔を浮かべて頭を下げた。
「おはようございます、先輩!任務お疲れ様でした!」
「うん、おはよう。ありがとう」
朝から変わらず元気いっぱいな後輩たちに、ユカリは自然と笑みを浮かべる。
そして、ふとその奥へ視線を向けると――
少し離れた場所に立つ爆豪と目が合った。
相変わらず機嫌の悪そうな顔。
けれど、その赤い瞳はまっすぐユカリを捉えていた。
「おはよう」
ユカリが微笑みながら声をかける。
すると爆豪は一瞬だけ目を逸らし、小さく舌打ちをしてから、
「…………はよ」
ぶっきらぼうな返事。
それでも、以前よりどこか棘の取れた柔らかさが感じられた。
そのやり取りを見届けた上鳴が、「待ってました!」と言わんばかりに目を輝かせる。
「てか先輩聞いて!マジ聞いてくださいよ!」
「だから口調が友達なんだってお前!」
瀬呂のツッコミなど気にも留めず、上鳴はニヤニヤと笑った。
「先輩がいなかったこの三日間、爆豪、チョーやばかったんすよ!」
「え……?」
ユカリはきょとんと目を瞬かせる。
三日間の爆豪が、やばかった?
脳裏に浮かんだのは、怒鳴り散らしながら爆発を連発する、いつもの爆豪の姿だった。