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【ヒロアカ】MY SWEET HEROES

第39章 Team Up Mission





***


翌朝。

事務所のエントランスには、ガラス越しにやわらかな朝日が差し込んでいた。

​雄英高校へと戻る送迎車を背に、三人はエコーと向き合っている。

そこに立つエコーの顔に、昨日までの「どこか無理をして作っていた笑顔」はなかった。

長年背負い続けてきた重荷をようやく下ろしたような、心からの晴れやかな微笑みを浮かべている。


​「―――三日間、本当にお疲れ様。君たちのような素晴らしい卵と共に活動できて、僕もプロとして大きな刺激をもらったよ」


エコーはそう言うと、まず環の前に歩み出て、その手を強く握り締めた。


​「天喰くん。君の応用力と現場での冷静な判断力には、何度も助けられた。自分に自信がないと言っていたけれど……君はもう、立派なプロの背中をしている」

​「……あ、ありがとうございます……!」


胸を突き動かされたように目を潤ませ、環は深々と頭を下げた。

次に、エコーは轟の前へと向かう。


​「轟くん。君の能力と判断力は圧倒的だ。けれどそれ以上に、傷ついた人々に寄り添う静かな優しさを君は持っている。その心を忘れない限り、君はきっと最高のヒーローになる」

​「……はい。お世話になりました」


​轟は澄んだ瞳で力強く頷いた。

その表情には、ひとつの恋を綺麗に抱きしめて乗り越えた者だけの、静かで清々しい強さが宿っている。

​そして最後に、エコーはユカリと向き合った。


​「ユカリさん」

​「はい」

​「君の深く人を観察する目と、押し付けではない本物の優しさに……僕は救われた。君がいてくれて、本当によかった」

​「私の方こそ……エコーさんから、大切なことをたくさん教えていただきました」


​ユカリは心からの感謝を込めて、そっと手を差し出す。

エコーもまたやわらかな笑みを深め、その小さな手を優しく包み込んだ。

​温かな握手。

三日間にわたる過酷なミッションが、今、無事に終わる。

​誰もが、そう信じて疑わなかった。

まさに、その瞬間だった。


​――ズキン、と。


​エコーの脳裏に、強烈な衝撃が貫いた。


脳内へ直接叩き込まれるように、はっきりとした「声」が届く。



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