第39章 Team Up Mission
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初日の任務を終え、事務所へ戻った頃には、空は茜色に染まり始めていた。
緊張し続けていた一日。
ようやく張り詰めていた空気が少しだけ和らぐ。
「みんな、お疲れさま」
エコーが三人に笑顔を向ける。
「今日は初日だったし、これからみんなで夕飯でも食べに行こうか」
「え、いいんですか?」
ユカリの瞳がぱっと華やぐ。
「もちろん。事務所の近くにおすすめのお店があるんだ。そこでいいかな?」
「はい、ぜひ」
轟が静かに頷くと、隣の環も少し緊張を緩めて口を開く。
「……俺も、行きたいです。みんなと食べたいし……」
「よし、決まりだね。じゃあ行こうか」
エコーの明るい声に促され、三人は顔を見合わせて小さく微笑み合った。
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事務所からほど近い場所にある小さな定食屋。
木の温もりを感じる店内には、仕事帰りの会社員や家族連れが食事を楽しんでいた。
案内された四人掛けのテーブル席に着く。
「好きなものを頼んでいいよ。今日は僕のおごりだから」
「……本当にいいんですか?」
環が恐縮したように尋ねると、エコーは優しく微笑んだ。
「いいの、いいの。ほら、ユカリさんたちも」
「ありがとうございます。じゃあ、お言葉に甘えさせていただきます」
ユカリは素直に感謝を伝え、メニューを開いた。
「あ、このから揚げ定食……名物って書いてある」
「どれですか」
轟がユカリの手元を覗き込み、じっと写真を見つめる。
「……『店主イチオシ・特大から揚げ』って書いてありますね。俺、それにします」
「ふっ、即決だね。轟くんは迷わないなぁ」
「一番美味いって書いてあるなら、間違いなさそうなので」
淡々と答える轟の隣で、メニューの隅を指でなぞっていた環がぽつりと呟く。
「……俺は、こっちの……煮魚定食にしようかな。本日のおすすめって書いてあるし……」
「環こういうの好きだもんね」
ユカリが微笑みかけると、環も緊張がほぐれたように「……うん」と小さく笑みを浮かべた。
現場で見た重苦しい空気が嘘のように、テーブルの上には穏やかな時間が流れていた。