第39章 Team Up Mission
「初めまして」
男性は柔らかな笑みを浮かべる。
「プロヒーロー、エコーです」
「雄英高校3年A組、ユカリです。本日はよろしくお願いします」
「お、同じく3年A組、天喰環です……お願いします……」
「1年A組、轟焦凍です。よろしくお願いします」
エコーは三人と順番に握手を交わす。
その手のひらは大きく、じんわりとした温もりがあった。
「早速だけど、簡単に事務所を案内するね」
エコーの後に続いて廊下を歩く。
彼はすれ違うスタッフ一人ひとりに、気さくに声をかけていった。
「おはよう、今日もいい天気だね」
「昨日遅くまで残ってただろ?無理しないでくれよ」
「さっきの資料、わかりやすくまとめてあって助かったよ。ありがとう」
声をかけられたスタッフたちは皆、どこか誇らしげで尊敬の念を隠しきれない笑顔を返す。
「エコー先生、おはようございます!」
「今日もよろしくお願いします!」
その光景があまりにも温かく、ユカリは思わず口元を緩めた。
「すごく、スタッフの皆さんに慕われているんですね」
「やだな、照れるじゃないか」
エコーは少し困ったように頭をかき、照れくさそうに笑う。
「僕はただ、優秀なみんなに助けられて立っているだけだよ」
飾らないその言葉と自然な笑顔に、ユカリの心もぽかぽかと温かくなっていく。