第38章 日曜日
そんな環をよそに、ミリオとねじれは元気いっぱいに拳を突き上げた。
「ラジャー!!」
「ハンバーグだ〜!!」
勢いよく食器棚へ突撃していく二人。
その背中へ、爆豪の鋭い声が飛んでいく。
「皿ァ割んじゃねぇぞ、クソが!」
「あはは!割らない割らない!」
「割らないよね〜!たぶん!」
「たぶんじゃねェ!」
すかさず返ってきたねじれの返事に、爆豪は思わず額へ青筋を浮かべる。
そのやり取りがあまりにもおかしくて、ユカリは肩を震わせた。
包丁がまな板を刻む、小気味よいリズム。
皿やコップを並べる音。
ミリオとねじれの絶えない笑い声。
ユカリの柔らかな笑顔。
夕暮れの光が差し込む三年寮のキッチンは、まるで一つの家族の食卓のように温かな空気に包まれていた。