• テキストサイズ

【ヒロアカ】MY SWEET HEROES

第38章 日曜日





​そんな二人の間に流れた甘い空気を、湊くんは見逃さなかった。

​「おにいちゃん、おねえちゃんを見る目、すっごくやさしいね!」

「っ!?」

​ユカリはハッとして、湊くんと同じ目線になるよう慌ててその場にしゃがみ込んだ。

​「湊くんには、そう見える?」

​「うん!すっごく!」

​湊くんは力強くうなずくと、少し首を傾げてユカリの顔を覗き込んだ。

​「おねえちゃんは?」

「え?」

「おにいちゃんのこと、とくべつ?」

突然投げかけられた核心に、ユカリは思わず言葉を詰まらせる。

​無垢な問いかけに、爆豪の身体が僅かに反応する。

自分に向けられた問いではないと分かっていても、どうしてもユカリの答えから目を逸らせない。

​爆豪が息を飲む中、ユカリはふっと緊張を解くように微笑んだ。

​「……うん」

​視線を爆豪へと一瞬だけ向け、それからもう一度湊くんに優しく語りかける。


​「特別だよ」


​その言葉に、爆豪の心臓が掴まれたようになる。

​自分の胸の奥でドクンと大きな音が跳ねたのを誤魔化すように、爆豪は慌てて顔を背けたのだった。



/ 743ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp