第1章 再会
シャリルの答えに安心したように笑ったあと、紙袋の中からコーヒーを1つ取り出して差し出す。
ゼ「ここのコーヒーすごく美味しいんだ。」
『いいの?』
ゼ「あぁ。ぜひ飲んでみてほしいんだ。」
ニコニコ笑顔で差し出されるコーヒーを受け取るシャリルがカップの隙間から漏れるコーヒーの香りに顔を綻ばせていると、
ス「ゼノ、冷蔵庫にコークあったよな?もらうぜ。」
ゼ「それは構わないが、コーヒーはいいのかい?」
ス「コーヒーはあんたにやんよ。」
そう話しながら研究室の隅にあった冷蔵庫を開けるスタン。
『…ねぇ、ゼノ。ここにコップってある?』
その姿と2人の会話を聞いてあることに気づいたシャリルは少し考えた後、ゼノに尋ねる。
ゼ「あぁ。そこの戸棚にあるよ。」
『ありがとう。』
ゼノの指差した戸棚を漁り、少し小さめのマグカップを取り出してゼノの元へと向かう。
『少し貸して。』
そう言ってゼノの前にあった紙袋から残っていたコーヒーを取り出す。