第1章 再会
何をする気なのかわかっていないゼノが首を傾げながらその様子を見ていると、シャリルはそれぞれ2つのコーヒーの蓋を外すと、持ってきた少し小さめのマグカップ3つに均等にコーヒーを注いだ。
『私が急に来たからコーヒーが足りないのよね?折角のおいしいコーヒーみんなで楽しみたいわ。』
ゼ「なるほど!その手があったね。流石の発想力だね、シャリー。」
シャリルがゼノに向かって笑顔を向けると、ゼノは感心したように声を上げる。
『そんなことないわ。』
ス「俺もコーヒーの気分だったんだ。助かったよ。」
『いいえ、こちらこそ。おいしいコーヒーが飲めるなんて嬉しいです。どうぞ。』
気がつくとシャリルの隣に立っていたスタンの手元には冷蔵庫から取り出していたコークは握られておらず、シャリルはマグカップの1つを手渡す。
ス「サンキュー。」
受け取ったスタンがゼノへと視線を送ると、ゼノはあ、と何かに気づいて口を開く。
ゼ「申し訳ない2人とも。紹介が遅れたね。シャリー。こちらはスタンリー。幼馴染だよ。スタン。こちらはシャリル。今日再会した幼馴染だ。」
ゼノがお互いにそれぞれを紹介する。