第1章 再会
それでもやることは変わらない。
間合いに入らせまいと薙刀を振るう。
ゼ「ほぉ。まさかこれほどとは…。」
お互い様子見の段階が終わり、激しく打ち合い始めた2人の戦いを見ているゼノは顎に手を当てて感嘆の声を漏らす。
ゼ(スタンは先ほどからシャリーの間合いに入ろうとしているが、シャリーは武器のリーチの差を活かしてうまく立ち回っている。これはどちらが勝つかわからないな。)
真剣な表情の2人を見て楽しそうにしていたゼノだったが、
ゼ(おや、あれは……。)
スタンリーに視線を送ったときにあるものを見つけて、笑みを浮かべた。
──カシャン
そしてついに、シャリルの薙刀の切先がスタンリーの持つナイフを弾き飛ばした。
勝てる──…そう確信したシャリルは一気に距離を詰めて薙刀を振るう。
そのとき──…
──バンッバンッ
『きゃっ!?』
突然響いた大きな音と衝撃にシャリルは思わず目を瞑り、尻餅をつく。
次に目を開けたシャリルの視界に入ってきたのは見るも無惨な姿になった薙刀だった。
『え…?』
そしてスタンリーに視線を向けると、そこには硝煙を出す拳銃をこちらに向けているスタンリーがいた。