第1章 再会
思わず呆けていると、首元にヒヤリとした冷たい感触が走る。
改めて前を見ると間合いの外側にいたはずのスタンリーが目の前まで迫っており、シャリルの首元にナイフを当てていた。
『……私の負けね。』
ゆっくりと両手を上げながらため息をつくシャリル。
ゼ「お疲れさま、2人とも。」
『ゼノ。ありがとう。…もう少しだったんだけどなぁ。』
ス「いや、俺の負けだよ。」
ゼノから伸ばされた手をシャリルが取ろうとしていたところに、銃をしまったスタンリーが歩み寄る。
ゼ「まさかスタンが銃を使うなんてね。」
ス「使ってなきゃ地面に座り込んでたのは俺だったな。」
そう言って座り込んでいたシャリルの手を取ると、グイッ、と引いて立たせる。
『ありがとう、スタンリー。でもいいの?』
ス「あぁ。もともと銃を使う予定はなかったんだ。それを使わされたんだから俺の負けだよ。」
『スタンリーがそう言うなら…じゃあ、明日からのティータイムはスタンリーの奢りなのね。楽しみだわ。』
ふふっ、と笑うシャリルにスタンリーも笑みを浮かべる。