第1章 再会
文句を言っていたシャリルだったが、ゼノに促されて渋々立ち位置に着く。
『勝利条件は?』
ス「相手が降参すること。」
『オーケー。』
返事をすると、シャリルはスッ、と薙刀を構える。
ゼ「では、はじめ。」
ゼノの合図の瞬間、シャリルから攻撃を仕掛ける。
スタンリーは迷うことなくその攻撃をナイフで受ける。
ス「へぇ…。」
『……。』
その余裕そうなスタンリーの表情にシャリルはムッ、とした顔をして攻撃を受け止めたナイフを弾くために薙刀を素早く振るうが、スタンリーはすぐに反応して受け流す。
シ(本当に強いわね…。でも、間合いに入らせなければ勝機はある。少しでも隙を見せればそこを突く。)
スタンリーが狙うであろうことを理解しているシャリルは間合いに入らせないように薙刀を振るう。
しかし、スタンリーは追ってこず、ただ見ていた。
ス「長物頼りか。」
『……悪い?それにこれはそういう武器なのよ。』
「いや。」
そう言いながら一歩踏み込むスタンリー。
その一瞬で、距離が消える。
『っ——』
対応は間に合うが、僅かにナイフが掠めた。
シ(速い……!)