第1章 再会
『いつものとこって…ここ軍事用の演習場じゃない。』
ゼノとスタンリーに連れてこられたまさかの場所に目を大きく見開いて驚いていると、2人は慣れたように過ごしているのが見える。
『随分と慣れているようだけど、こんなところにどれだけ通ってるのよ?』
ス「ほぼ毎日だな。」
『大体勝手に入っちゃダメなんじゃないの?』
ゼ「許可は得てある。」
『……ゼノにはいつも驚かされてきたけどそれは何も変わらないのね。どんなコネがあれば許可なんて取れるのよ。』
ゼ「軍とのコネクションがあるのはスタンだよ。僕じゃない。」
『スタンリーが?なんでまた…。』
ス「俺の就職予定場所だからな。」
『へぇ…軍に入る予定なの?』
ス「あぁ。」
『それは随分強そうね。というかそれはなに?』
軽く準備運動をしているスタンリーの傍らにあるものを見つけたシャリルは指差して尋ねる。
ス「ん?あぁ、ナイフだよ。そっちは武器ありなのに素手じゃな。」
『軍人になる方に武器使われたらひとたまりもないんだけど?』
ス「やってみないとわかんないじゃん。」
『それはそうだけど…。』
ゼ「さぁ、そろそろ始めようか。」