第1章 再会
ゼ「先ほど見せてもらったのはまた違ったように見えたのだが、あれはなんの設計だったんだい?」
『あれはお城よ。少し書いてみたくなって…』
ゼ「なるほど。やはり素晴らしい。デザインも機能性もよく考えられている。」
ス「へぇ。それも見てみたいな。」
『まだ書きかけだけどそれでよければ…』
そう言ってシャリルは図面ケースに手を伸ばす。
ス「それはなんだ?」
ゼ「どうしたんだい?スタン。」
シャリルが図面をケースから取り出そうとすると、突然スタンリーはゼノを自身の背後に隠しながら尋ねてきた。
突然のことにシャリルは眉間に皺を寄せるも、スタンリーが警戒しているものを理解したのかあぁ、と呟いてそれをケースから取り出した。
『…それってもしかしてこれのこと?』
ス「あぁ。それだ。」
ゼ「それは…?」
2人に見えるようにケースから取り出したものを掲げてみせる。
『これは薙刀よ。聞いたことあるかしら。』
ス「知らないね。ゼノは?」
ゼ「僕も聞いたことがない。なんだい?それは。」
『日本の武術の中に薙刀というものがあるの。これはその時に使う道具よ。普段から護身用に図面ケースに入れて持ち歩いてるのよ。』