【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第23章 結婚式×乙骨
「あははっ。」
そんな優しさがあふれる乙骨の問いに笑い声が零れた。
「大丈夫だよ。」
そう答えてから、少しだけ首を傾げる。
「でも、ちょっと疲れちゃったかな……
まずは寮に戻って、ゆっくりしようかな。」
「そうしよっか!」
ガラス張りの到着ロビーの向こうでは、
秋の柔らかな陽射しが降り注いでいる。
自動ドアが開き、少し湿った日本の空気が頬を撫でた。
見慣れた街並み。
懐かしい匂い。
は小さく息を吐くと、乙骨と並んで歩き出した。
久しぶりの日本。
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それから、しばらくタクシーに乗り、
1か月半ぶりの高専へ。
寮へ行くなり、寄り道をせず乙骨の部屋向かった。
荷物を置く。
慣れ親しんだ部屋。
見慣れた家具。
ほんの少しだけ柔軟剤の香りが残る空気。
「お茶でいい?」
キッチンへ向かいながら乙骨が振り返る。
「うん、ありがとう。」
そう答えると、はソファへ腰を下ろした。
キッチンから聞こえてくる食器の音を聞きながら、
ゆっくりと息を吸う。
肺いっぱいに満たされる空気。
落ち着く匂い。
久しぶりに帰ってきたって感じがする……。
落ち着く……。
自然と目を閉じる。
それから小さく息を吐いた。
「はぁ……」
肩から力が抜けていく。
その時。
「どうしたの?」
お茶を持った乙骨が戻ってきた。
「なんか、すっごく落ち着く~…帰ってきた―って感じする…」
「そう?」
ふふっ、と笑う乙骨を横目に麦茶をごくごくっと喉に通す。
「さん少し寝たら?」
けれどは首を横に振る。
「んーん。」
そう言って笑った。
「久しぶりに憂太くん見て、なんか気持ちが高ぶってるのか、寝れる気がしなくて。」
乙骨は一瞬きょとんとした。
それから思わず吹き出す。
「あはは。」
肩を揺らして笑う。
「なにそれ。」
そう言いながら、両腕をゆっくりと広げた。
「おいで。」