【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第20章 沖縄×任務×A班
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どのくらい眠っていたのだろう。
ふと。
はゆっくり目を開けた。
機内は静かだった。
規則正しいエンジン音だけが響いている。
窓の外は青空。
白い雲海がどこまでも続いていた。
「……あれ。」
肩に温もりを感じる。
視線を落とす。
そこには一枚のブランケット。
「ふふ。」
思わず笑みが零れた。
誰が掛けてくれたのかなんて考えるまでもない。
そっと横を見る。
伏黒。
そしてリン。
二人とも眠っていた。
リンは通路側で小さく丸くなりながら。
伏黒は腕を組み、窓とは反対側へ少し顔を向けながら。
ここ数週間…。
まともに休めていないのは言うまでもなく自分だけではない。
は肩のブランケットをそっと広げた。
そして。
起こさないように。
二人の肩へ掛けてやる。
鈴の髪が少し揺れる。
伏黒の眉がわずかに動く。
けれど起きない。
「お疲れ様。」
誰にも聞こえない声で呟いた。
それから窓の外へ視線を向ける。
青空。
雲海。
今回の任務。
異常気象。
例年より早い梅雨入り。
5月末から6月初旬にかけて発生した複数の台風。
そして。
異例の巨大台風。
その結果。
沖縄県内では呪霊発生件数が爆発的に増加した。
現地高専支部だけでは対応しきれず。
東京校。
京都校。
双方へ応援要請が出されている。
先日の会議資料によれば。
台風通過後の呪霊発生件数は前年比400%。
県内全域の討伐待ち案件は約300件。
未確認案件は約500件。
行方不明者関連案件も数10件に及ぶ。
異常事態だった。
「……はぁ。」
自然とため息が漏れる。
問題は今だけではない。
資料にはもう一つ気になる情報が記載されていた。
マリアナ諸島付近。
発達中の熱帯低気圧。
まだ台風にはなっていない。
だが。
気象庁の予測では数日以内に発達する可能性が高い。
つまり。
時間がない。
「さっさと撤収しないと……」
小さく呟く。
次の台風が来る。
そうなれば飛行機は飛ばない。