【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第20章 沖縄×任務×A班
呆れたように呟く。
そして。
自然な足取りで歩き出した。
「ちょっと行ってきます。」
「はいはい。」
は笑いながら手を振る。
伏黒はそのままリンの元へ向かう。
何か説明して。
リンが慌てて。
さらに伏黒が説明して。
またリンが慌てて。
そんなやり取りが遠くからでも見えた。
その光景を眺めながら。
はそっと目を細める。
――伏黒くんだって。
――ちゃんと進めてるじゃん。
は窓の外へ視線を向ける。
青い空。
ゆっくり流れる雲。
その向こうに沖縄がある。
そして。
小さく息を吐いた。
「はぁ……」
思わず笑みが零れる。
「若いっていいな~~~」
その呟きは。
空港のざわめきに溶けて消えた。
その後、3人とも搭乗手続きを終えて飛行機に乗り込む。
羽田空港を飛び立ってからしばらく。
機体は安定飛行に入っていた。
窓の外には青空と白い雲。
目的地である沖縄までは、およそ3時間。
座席は三列並びだった。
窓側に。
真ん中に伏黒。
そして通路側にリン。
「高いところ怖いので……」
というリンの申告によって決まった配置。
離陸直後こそ窓の外を眺めていただったが。
連日の任務。
そして特訓。
睡眠不足が限界だったのだろう。
気付けば。
こくり。
こくり。
頭が揺れ始める。
「……」
伏黒は横目で見た。
案の定。
数分後には完全に寝ていた。
規則正しい寝息。
力の抜けた肩。
安心しきった顔。
「……まったく。」
小さく呟く。
呆れているような口調だった。
けれど。
口元は少しだけ緩んでいた。
本当に少しだけ。
伏黒は近くを通りかかった客室乗務員へ声を掛ける。
「すみません。」
「はい。」
「ブランケットありますか。」
数十秒後。
受け取ったブランケットを広げる。
そして。
起こさないように。
そっと。
の肩へ掛けた。
「……」
その様子を。
リンがじっと見ていた。
数秒。
沈黙。
そして。
ぽつりと呟く。
「……伏黒先輩って。」
「?」