【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)
第18章 パーティー×初恋×五条
そんな二人の後ろ姿を見送りながら。
五条は小さく息を吐く。
「……ったく」
誰に向けた言葉でもない。
ただ。
遠ざかっていく二人を眺めながら。
どこか安心したように笑った。
そして一人。
静かな廊下に取り残されたのだった。
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ホテルを出ると。
夜風が頬を撫でた。
昼間の暖かさが嘘みたいに、少しだけひんやりとしている。
街灯の灯りが歩道を照らしていた。
人通りは少ない。
車の音も遠い。
静かな夜だった。
「……」
「……」
しばらくの間。
二人とも何も話さなかった。
は乙骨に抱き上げられたまま。
乙骨は無言で歩いている。
いつもなら何かしら話しかけてくるのに。
今日は妙に静かだった。
「憂太くん?」
小さく呼ぶ。
返事はない。
ただ歩き続ける。
「何か…怒ってる?」
恐る恐る尋ねる。
すると。
乙骨は少しだけ目を伏せた。
「……怒ってないよ」
優しい声だった。
けれど。
どこか硬い。
は思わず口を閉じる。
また少しだけ沈黙が流れた。
遠くで信号が変わる音が聞こえた。
そして。
乙骨がぽつりと口を開く。
「さん」
その声に。
は顔を上げた。
「なに?」
乙骨はすぐには続けなかった。
言葉を探すように前を向く。
そして。
ゆっくりと息を吐いた。
「五条先生のこと」
夜風に溶けそうな声。
「まだ好きだったりする?」
足が止まった。
静かな道。
街灯の下。
その瞳の奥には。
隠しきれない不安が滲んでいた。
「……聞いちゃいけないって分かってるんだけど」
小さく笑う。
少しだけ困ったように。
「ごめん」
そして。
本当に聞きたかったことを口にする。
「もしかして…」
そんなセリフを遮るようにが口を開く
「そんなわけない!!」
「!」
余りの勢いに、びっくりする乙骨。
“降ろして!”と言わんばかりにすっと、乙骨の腕の中を脱出する。
凛と立って乙骨をまっすぐに見る。
「私は、憂太くんが1番大切!!!
それはこれからもずっと変わらない!
だから…」