• テキストサイズ

【呪術廻戦】年下のきみが可愛くて。/みんな×主(先生)

第18章 パーティー×初恋×五条


そういって、ふっと、表情を緩める。

優しく。

まっすぐと

「これからも、一緒にいて…ください。」

乙骨が、目を見開く。

「不安にさせてごめんね。

もうどこにもいかないから。」

そういう彼女を気づけばぎゅっと抱きしめていた。

少しして、ゆっくり離れると、視線がぶつかる。

「指輪…」

そうつぶやく。

「そうだったね。」

すっと片膝をついてを見上げる。

夜の街灯が二人を照らす。

誰もいない歩道。

静かな夜。

乙骨はの左手を取った。

そして。

薬指へ指輪を戻す。

ゆっくりと。

指輪が元の場所へ収まる。

乙骨はその手を離さなかった。

そっと包み込む。

「お預かりしていたものをお返しします」

穏やかな声だった。

けれど。

その姿はまるで。

本当のプロポーズみたいで。

の頬が熱くなる。

「もう……」

思わず笑ってしまう。

「びっくりした」

「ごめん」

乙骨も少し照れたように笑った。

そして。

指輪のはまった薬指へ視線を落とす。

安心したように。

愛おしそうに。

そんな二人の間を静かに通り抜けていった。

乙骨は立ち上がる。

それから。

今度は迷わずの手を握った。

指輪ごと包み込むように。

「帰ろうか」

その声は。

少し前までの不安が嘘みたいに優しかった。

は小さく笑って頷く。

「うん」

繋いだ手は離れないまま。

二人は静かな夜道を並んで歩き出した。
/ 455ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp