第15章 冬島
サンジが皿を置く横で、店の騒がしさは続いている。
ルフィの声
ウソップの突っ込み
チョッパーの笑い声。
その中で、みかだけが少し動かないままだった。
視線は扉の方に向いたまま止まっている。
サンジはその横顔に気づく。
「……おい」
声をかける。
反応がない。
サンジの眉がわずかに動く。
「おい、みか」
目の前で手を振る。
それでも変わらない。
サンジの動きが止まる。
「……戻ってこい」
低い声。
腕を引いて抱き寄せる。
みかがサンジを見る。
「えっ……あ、ごめんごめん、ぼーっとしてた」
その瞬間、チョッパーが慌てて身を乗り出す。
「大丈夫か!?」