第15章 冬島
ベポがふと入口の方を見る。
ペンギンとシャチも同じように視線を向けた。
「……やっぱり外、もう一回見てくるっす」
ベポがそう言うと、すぐに体を起こす。
ペンギンが短く頷く。
「入れ違いなら、まだ近くにいるかもしれねぇ」
シャチが肩を回す。
「長居してるタイプじゃねぇしな」
ベポがルフィの方を見る。
「ルフィさん、すみません!また後で!」
ルフィは肉を頬張りながら手を振る。
「おう!」
ウソップが呆れ顔で見送る。
「ほんと嵐みたいな連中だな……」
チョッパーは小さく手を振る。
ベポ、ペンギン、シャチが店を出ていく。
扉が開き、冷たい空気が一瞬だけ流れ込む。
そしてすぐに閉まる。
サンジは皿を片付けながら、その扉を見ていた。
ローの言葉が、まだ頭に残っている。
はっきりしない違和感。
そして、さっきのみかの様子が重なる。
また、ふっといなくなってしまうんじゃないか。
理由も分からないまま、目の届かないところへ行ってしまうような気がする。
早く抱きしめてここにいるって実感したい。
サンジは小さく息を吐く。
視線を戻して、皿を重ね直す。