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まだここにいる【ワンピース サンジ】

第15章 冬島


ベポたちが店内を見回している間も、落ち着きはない。

ベポがキョロキョロしながら叫ぶ。

「キャプテン、ほんとに外にいったんすか!?」

ペンギンがため息をつく。

「入れ違いだな」

シャチが肩をすくめる。

「また探す羽目かよ」

みかはその中で、ずっとベポを見ていた。

もふっとした体。

動くたびに揺れる毛並み。

指が、そわそわする。

一歩、近づく。

また一歩。


「……ねえ」


小さく声を出す。

ベポが振り向く。


「ん?」


みかは一瞬迷って、それでも我慢できずに手を伸ばす。

「触っていい?」

ベポが一瞬固まって、すぐに笑う。


「いいっすよ!」


その言葉で、みかはそっと毛並みに触れる。

思っていたより、ずっと柔らかい。

目が少しだけ丸くなる。

「……すごい」

ウソップがそれを見て固まる。

「いや普通に触ってるし!」

ベポは少し照れながら頭をかく。

「いや、慣れてるっすけど……こういうのはちょっと恥ずかしいっすね」

サンジはその様子を見て、煙草の灰を落とす。

みかが嬉しそうに毛並みに触れているのを見て、ふっと笑った。
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