第15章 冬島
ルフィが勢いよく立ち上がる。
「おー!お前らもいたのか!」
ベポが駆け寄る勢いで身を乗り出す。
「ルフィさん!キャプテンはここ来てないっすか!?」
ペンギンとシャチも辺りを見回す。
ウソップが椅子を引きながら身を引く。
「またその“トラ男”探しかよ……」
チョッパーが首をかしげる。
「さっき来てたよ?」
みかはスプーンを持ったまま視線だけ動かす。
その一言で、空気がほんの少しだけ揺れる。
サンジは皿を片手で持ったまま答える。
「さっき出てった。外だ」
ベポが一瞬固まる。
「外っすか……!」
ペンギンが短く息を吐く。
「入れ違いか」
シャチが頭をかく。
「タイミング悪すぎだろ」
ルフィはもう次の肉のことを考えている顔で笑う。
「じゃあここで待ってりゃいいな!」
ウソップが即座に反応する。
「勝手に決めんなっての!」
みかは小さく瞬きをして、何も言わないままスプーンを口に運ぶ。
サンジはそれを横目で見て、少しだけ皿の位置を整える。